久慈市民体育館で大相撲の夏巡業

大相撲の夏巡業が8日の奥州市に続き、9日は久慈市の久慈市民体育館で行われ、盛岡市出身の錦木が土俵の上でまげを結う姿なども披露され多くの相撲ファンが見守りました。

大相撲の夏巡業は久慈市では15年ぶりの開催となり会場の久慈市民体育館には多くの相撲ファンなどが詰めかけ、7月の大相撲名古屋場所で優勝争いをした盛岡市出身の錦木と写真を撮るなどしていました。

9日は土俵の上でふだんはあまり見ることができないまげを結う姿が披露され、床山が錦木のまげを結う様子を観客がじっくりと見つめていました。

また、横綱・照ノ富士の綱締めの実演も行われ会場は盛り上がりを見せました。

幕内力士による取組では錦木は大きな声援が送られる中、御嶽海と対戦し寄り切りで勝つと会場は熱気を帯びていました。

夏巡業を見た小学生は「迫力があり筋肉などもすごくてかっこよかったです」と話していました。

また地元・久慈市から訪れた人は次の大相撲秋場所では新三役として出場する期待がかかる錦木について「来場所、錦木はとりあえず勝ち越しを目指しできれば10勝、可能なら優勝する姿を見たい」と話していました。

錦木は「15年前に夏巡業が久慈で開催された時は関取ではなかったので関取として久慈に来られて良かった。来場所は上位陣を倒せるような相撲をとりたい。前に出て、どんどん攻めていくような相撲をとれればいいと思う」と話していました。

大相撲秋場所の番付は今月28日に発表され、来月10日に初日を迎えます。