盛岡市長選挙告示 現職と新人の2人が立候補

任期満了に伴う盛岡市長選挙が告示され、現職と新人のあわせて2人が立候補を届け出ました。

盛岡市長選挙に立候補したのは届け出順に、いずれも無所属の、新人で会社社長の内舘茂氏(56)と6期目をめざす現職の谷藤裕明氏(73)の2人です。

立候補の届け出を済ませた2人は、街頭などで支持を呼びかけました。

内舘氏は「今、必要なのは地元の経済を強くして、元気な盛岡を作っていくことだ。若者が残って働く場所のある盛岡を作ることだ。そのために市長は誰よりも汗をかいて、先頭をきって走って行く、それが役割だ。私たちの手で、私たちの、新しい盛岡を作っていきましょう」と訴えました。

谷藤氏は「岩手、そして盛岡では、人口が減少、流出していて、将来に向けて、地元で働く環境を整えることが重要な時期となっている。将来世代によりよいかたちの盛岡を残していく、時計の針を戻さずに前に進めていく。盛岡の将来のために頑張りたい」と述べました。

両氏が選挙で争うのは3回連続です。

選挙戦では、現職の5期20年にわたる市政運営に対する評価に加え、物価高騰などの影響を受ける経済・雇用対策や子育て支援。また観光の振興策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。

投票は8月13日に行われ、即日開票されます。