北上みちのく芸能まつり 4年ぶりに通常開催 24団体が参加
「鬼剣舞」など県内外で民俗芸能を受け継ぐ団体が一堂に会して舞を披露する恒例行事「北上みちのく芸能まつり」が北上市で開かれています。
ことしの催しには県外の4つの団体を含むあわせて24の民俗芸能の団体が参加しました。
去年は新型コロナの影響で規模を縮小して開かれ、ことしは4年ぶりの通常開催となりました。
会場の1つ「岩崎城址」では、地元の「岩崎鬼剣舞」の保存団体のメンバー1人が東日本大震災を供養する舞を演じたほか、京都で鬼剣舞を伝える活動に取り組んでいるグループの8人が勇壮な舞を披露し、見に来た人たちから大きな拍手を受けていました。
このほか市内のホールでは、京都の「千本六斎念仏」など、去年、ユネスコの無形文化遺産に「風流踊」として登録された県内外の踊りが披露されました。
移住したフィリピンから観光で訪れたという日本人の女性は「地元に長く伝わっている舞を見て心が洗われる気持ちになりました」と話していました。
北上市の77歳の男性は「催しが4年ぶりに例年通り行われるとあって楽しみにしていました。『千本六斎念仏』は初めて見て感動しました」と話していました。
「北上みちのく芸能まつり」は6日まで行われます。