6月までの山の遭難は28人 去年比5人増加 注意呼びかけも

県内ではことし6月までに山で遭難した人が28人と去年より増加傾向にあり、警察は体力に応じた登山計画を立てるなど注意を呼びかけています。

岩手県警察本部によりますと、ことし6月までに山で遭難した人は28人で去年の同じ時期と比べて5人増えました。

遭難した人のうち、亡くなったのは3人、重傷は7人、軽傷は6人、無事救助されたのが12人でした。

また年代別では70歳代が9人で最も多く、65歳以上は16人と半分以上を占めました。

警察は、山岳遭難が増加したのは、新型コロナによる行動制限がなくなったことで山に入る人が増えていることも背景にあるとみています。

警察は、山岳遭難の防止対策として体力に応じた登山計画を立てることや、気象情報を把握し、家族や知人に帰宅時間や行き先を伝えること、複数人で山に入りお互いの位置を確認しながら行動することなどを呼びかけています。