盛岡市長選挙 告示まで10日 内舘氏が公約を発表

盛岡市長選挙に立候補を予定している新人の内舘茂氏が公約を発表し、返済のいらない奨学金制度の創設や新たに事業を興す起業の支援などに取り組むと述べました。

公約は「より優しく」とした暮らしの対策と「より強い」とした経済対策などからなり、このうち暮らしの対策では、高校生と大学生を対象とした返済がいらない奨学金制度を創設するとしています。

また市役所に「いじめゼロ課」を新たに設けていじめ問題に取り組むとしたほか、高齢者対策として、中心部と郊外を結ぶ巡回ミニバスを運行するしています。

経済対策では若い世代の起業を支援し、目標を4年間で1000社としたほか、企業の誘致や上場の支援などにも取り組むとしています。

このほか市長になった場合は、1期つとめた場合に出る退職金およそ3160万円を全額、返上すると述べました。

内舘氏は「市民から『いま盛岡は元気がない、変わってほしい』という声を聞くし、市役所に市民の声が届きにくくなっているとも感じている。新しく、元気な盛岡をつくっていかなければならない」と述べました。

盛岡市長選挙には現職で6期目をめざす谷藤裕明氏も立候補を予定していて、すでに公約を発表しています。

盛岡市長選挙は8月6日に告示され、8月13日に投開票が行われます。