実際の投票箱や記載台を使って生徒会役員の選挙 洋野町の高校

生徒に選挙への理解を深めてもらおうと、洋野町の高校で実際の選挙で使用する投票箱や記載台を使った生徒会役員の選挙が行われました。

洋野町にある県立種市高校は生徒たちに本格的な投票を体験してもらい、選挙の意義や価値を理解してもらおうと、毎年、町の選挙管理委員会から実際の投票箱や投票記載台などを借りて生徒会役員選挙を行っています。

12日は体育館に全校生徒103人が集まり、立候補者の公約を聞きました。

このあと生徒たちは、記載台で候補者の名前を書き、実際の選挙でも使う投票箱に1票を投じていました。

生徒会副会長に立候補した2年生の下*う坪果*りんさんは「学校で一回体験することで、実際の選挙の雰囲気を感じられるので、来年もやってほしい」と話していました。

もうすぐ18歳になる3年生の大久保玲音さんは「自分の一票の大切さを理解して投票することができました。自分の一票が町や日本を変えることになるのでしっかりと投票に行きたい」と話していました。

種市高校の渡部章朗教諭は「18歳で投票権がある生徒がいます。一度経験すれば、実際の投票にもつながっていくと思います。今後もこの取り組みを継続していきたい」と話していました。