久慈市にある県の天然記念物の鍾乳洞「内間木洞」一般公開

岩手県久慈市にある県の天然記念物、鍾乳洞の「内間木洞」が一般公開され、多くの人が見学に訪れました。

内間木洞は、総延長が6000メートル以上ある国内で5番目に長い鍾乳洞で、中に生息する生き物を含めて県の天然記念物に指定されています。

地元の自治会は、夏と冬の年2回、鍾乳洞の内部を一般公開していて、9日はおよそ250人が見学に訪れました。

訪れた人たちは、気温5度ほどの薄暗い鍾乳洞の中を慎重な足取りで進み、自然が作りだした神秘的な造形をじっくり眺めたり写真に収めたりしていました。

初めて見学した小学生は「中はひんやりとしていてゾクゾクしました」とか「鍾乳洞は独特の形をしていて、とても興味深かったです」と話していました。

また、鍾乳洞の外では、9日の一般公開に合わせて地元の神楽が披露されたほか、打ちたてのそばやまめぶ、地元で「じゃっこ」と呼ばれるイワナの塩焼きなどの屋台も設けられ、訪れた人たちが地元の味を楽しんでいました。

催しを企画した小国自治会の清水畑健副会長は「内間木洞は県内でも有数の自然あふれる洞窟なので、近くに寄った際にはぜひ見に来てほしい」と話していました。