一戸町特産の夏野菜出荷最盛期に 町長が中央卸売市場でPR

レタスなど一戸町特産の夏野菜が出荷の最盛期となるなか、6日朝、盛岡市中央卸売市場で町長とJAの組合長が、そろってPRを行いました。

夏野菜の産地として知られる一戸町の小野寺美登町長や一戸町など県北部を管轄するJA新いわての苅谷雅行組合長などが参加して6日午前6時すぎから、盛岡市中央卸売市場で式典が開かれました。

一戸町では去年8月の大雨などの影響で主要農産物のレタスやキャベツ、トマトなどの夏場の出荷量が平年の半分程度に落ち込むなど大きな被害を受けたため、今回、初めて町とJAのトップがそろってPRすることになりました。

盛岡市中央卸売市場にはレタスやキャベツなど一戸町産の夏野菜が並べられていて、JA新いわての苅谷雅行組合長は「新型コロナ対策が緩和され人の流れも戻るなか、今回の合同PRを通じて生産者、消費者にとって良い1年にしていきたい」とあいさつしました。

一戸町では奥中山でことし5月8日に県内では観測史上最も遅い積雪が観測されるなどして、一部の野菜に生育の遅れもみられるものの、その後はおおむね順調だということです。

今はレタスや、ほうれんそうなどが出荷の最盛期となっていて今月20日ごろからはキャベツやきゅうり、トマトなどが出荷のピークを迎えるということです。

一戸町の小野寺美登町長は「一戸町の奥中山高原の野菜はほかの産地とは味が違っておいしいです。店頭で見かけたらぜひ買ってほしいです」と話していました。