ハンターを増やせ 県が狩猟免許や捕獲技術の研修会開催へ

シカやイノシシなどによる農作物への被害が増える中、岩手県は野生動物を捕獲するハンターを増やすため狩猟免許の取り方や捕獲技術などを学べる研修会を来月開催します。

県内ではシカやイノシシなどの野生動物による農作物への被害が相次ぎ被害額は2019年度以降、年間4億円を超え、高止まりしています。

また狩猟免許を持っている人は平成元年・1989年度には5384人いましたが、2019年度には3268人に減っていて、ハンターの高齢化も進んでいます。

こうした中、岩手県はハンターを増やすため来月19日、矢巾町の射撃場で研修会を開きます。

対象は県内に住むこれまで狩猟免許を取ったことがない人で、研修では狩猟免許を取得するまでの流れを学べるほか、現役のハンターが狩猟の魅力や銃の使い方などを解説します。

またエゾシカの肉などを使ったバーベキューも予定されているということです。

参加するには県のホームページから申込書をダウンロードし、記入の上でメールかファックス、または郵送で8月13日までに申し込む必要があります。

県自然保護課は「若手のハンターが狩猟の魅力を語ったり、用具やわなの使い方などを詳しく解説してくれるので、興味のある方の参加をお待ちしています」と話しています。