県内最高峰の岩手山で山開き

本格的な夏山シーズンを迎える中、岩手県最高峰の岩手山で1日、山開きが行われました。

岩手山は、岩手県の八幡平市と滝沢市、それに雫石町にまたがる、標高2038メートルの岩手県最高峰の山です。

去年、3年ぶりに山開きが再開し、ことしも1日午前6時から山開きが行われ、滝沢市にある馬返し登山口でおよそ100人が参加して神事を行って安全を祈願しました。

このあと、登山者たちは地元に伝わる神楽の舞いに見送られながら、早速、山頂を目指して出発していました。

弟や祖母ら4人で登山するという、地元の小学6年生の男の子は「登山は初めてなので不安ですが、山頂で記念写真を撮りたいです」と話していました。

滝沢市観光協会によりますと、去年は新型コロナ対策として、登山の際、少人数で2メートル以上の間隔をあけるよう呼びかけていましたが、ことしは例年通りに楽しんでほしいとしています。

滝沢市山岳協会の四戸岳也会長(62)は「ことしは県外からの登山者が増えることも期待している。行動制限があってなまっていた体を登山で目覚めさせてほしい」と話していました。