県産の木材使った住宅の新改築 今年度も県が補助

岩手県は、県産の木材を使って住宅を新築する際に、最大で100万円を補助する事業の応募を今年度も受け付けています。

本州で最も広い117万ヘクタールの森林を有する岩手県は、外国産材の輸入が活発な中で、県産木材の販路を拡大するため、おととしから県産木材を使って家を新築したり、リフォームしたりする世帯に補助金を支給しています。

最大で、新築では100万円、リフォームでは45万円が支給され、一昨年度は126世帯、昨年度は142世帯が補助を受けました。

この事業について、岩手県は今年度も継続し、先月から応募を受け付けています。

金額は県産木材の使用量に応じて増えるほか、18歳以下の子どもがいる世帯や一定の省エネ性能を満たしている場合などには上乗せされます。

また、補助を受けるには、県内に本店を置く建築業者が施工することや来年の3月15日までに工事が完了することなどの条件があり、県のホームページから申請書をダウンロードして記入し、郵送か持参で提出する必要があります。

県林業振興課は「補助の想定戸数は昨年度から20世帯ほど増やしているので、積極的に応募いただき、県産木材の良さに触れてほしい」としています。