チャグチャグ馬コ前に こども園など馬コが訪問 矢巾町

盛岡市などでこの週末に行われる伝統行事「チャグチャグ馬コ」を前に、隣にある矢巾町のこども園などを本番同様の装飾をつけた馬コが訪問しました。

午前中、馬コが訪れたのは矢巾町の「ふどうこども園」です。

本番さながらの装飾をつけた馬は、鈴の音を響かせながら園庭に入り、子どもたちおよそ130人に迎えられました。

チャグチャグ馬コは、華やかに飾られた馬が盛岡市内などを練り歩く伝統行事で、ことしは10日、今度の土曜日に行われます。

矢巾町はコースに入っていませんが、町内で飼育された馬も参加することから、例年、本番を前に、町内の幼稚園や老人ホームなどを馬が訪問しています。

子どもたちは馬と写真を撮ったり、好物のニンジンを与えたりしながら触れ合っていました。

そして、「馬は何歳ですか」などと質問し、「8歳で、人間に例えると50歳くらいのお母さんです」などと教えてもらっていました。

子どもたちは「ちょっと怖かったけど、ちゃんとニンジンを食べさせられました」と話していました。

チャグチャグ馬コ同好会矢巾支部の藤井照夫さんは「子どもたちの顔をみると本番を前に勇気づけられます。チャグチャグ馬コは去年、新型コロナのため、参加する馬を減らしましたが、ことしは以前どおり、いっぱい参加します。天候にも恵まれ、多くの観光客や外国の方にも見に来てほしいです」と話していました。