小学生の”海洋学習” 海岸地形や防災設備など見学 洋野町

海岸の地形や防潮堤などの防災設備を見学しながら子どもたちに身近な海について考えてもらおうという教室が洋野町で開かれました。

この教室は洋野町立角浜小学校の海洋学習の一環で開かれ、2日は3年生から6年生までの21人が学校から30分ほど離れたところにある小子内地区の海岸を訪れました。

初めに防潮堤を見学しその役割や東日本大震災の時に水門を閉めに行った消防団員が犠牲になったため、現在は通信衛星を使って、自動的に防潮堤の扉が閉まるようになっていることなどの説明を受けました。

このあと子どもたちは海岸にある地層がずれてできた断層を見学したり、砂浜で砂の中に紛れ込んでいるという砂鉄やこはくを探したりしました。

5年生の滝口祐大さんは「授業で習った防潮堤や陸閘の事が知った。津波の対策がわかってよかった」と話していました。

角浜小学校の梅内貴博教諭は「海に近い環境なので、海に興味を持って自分たちの地域のよさを感じてもらって、地域を守っていくよう育ってほしい」と話していました。