八幡平で山開き

夏山シーズンを迎え、岩手県と秋田県にまたがる八幡平で、1日、山開きが行われました。

八幡平市と秋田県鹿角市にまたがる八幡平の山開きは八幡平市側にあるレストハウスで行われ、2つの市の職員や観光客などおよそ80人が参加して初めに神事を行い登山者の安全を祈願しました。

出席した八幡平市の佐々木孝弘市長は「新型コロナの感染対策が緩和され、観光客も増えることが予想され事故なく山を楽しんでほしい」とあいさつしました。

このあと、参加者はまだ雪が残る登山道を歩きながら山頂を目指し、頂上では2つの市の山岳会のメンバーがピッケルを交換するなどしていました。

また、頂上付近の鏡沼は沼の縁と中央の氷が溶け、竜の目のように見える「ドラゴンアイ」で知られていて、1日は、中央の部分の氷はとけていない状態で、見ごろは今月上旬になるということです。

山開きの日に八幡平をのぼった「登山シーズンが到来し、八幡平は花もきれいでコースもレベルに合わせて決められるので楽しい」と話していました。

また、仙台市から訪れた人は「天気に恵まれ虹も見られてよかったです」と話していました。