久慈 “地元企業で高校生の採用増を” 市長や校長が要請

高校生の就職活動は1日、求人の受け付けが始まりますが、久慈市ではこれを前に市長や高校の校長がそろって商工会議所を訪れ、地元企業での採用を増やすよう求めました。

久慈商工会議所を訪れたのは、久慈市の遠藤譲一市長と久慈東高校の校長、それに県の県北広域振興局長など合わせて4人です。

山王敏彦会頭に要請書を手渡し、安定的な雇用の確保やUターンやIターンを含めた地元での就職の促進などを求めました。

久慈市や周辺の地域では先月の有効求人倍率が0.62倍と、仕事を求めている人が求人数を上回っていて、県内10地域の中で最も低くなっています。

要請のあと遠藤市長は「若い世代に地元に残ってもらうには仕事をする場がなくてはならないし、仕事の内容も期待に答えられるだけの条件を整備していく必要があります。ぜひ企業の側も自分たちの魅力について積極的に発信してもらい、一緒に取り組んでほしいです」と述べました。

山王会頭は「学校と定期的に懇談会を開催するとともに各企業に対しても地元採用を増やすよう求め、連携し合って頑張りたいです」と話していました。