自転車のヘルメット着用 推進に取り組む高校を模範校に

自転車に乗るすべての人を対象にヘルメットの着用が先月1日から努力義務となるなか、着用推進に向けた取り組みを行う高校を警察が模範校に指定しました。

盛岡西警察署は自転車に乗る際にヘルメット着用を推進する学校を「自転車ヘルメット着用推進模範校」として指定する取り組みを始めていて、24日、盛岡市にある盛岡中央高校を初めて指定しました。

盛岡西警察署の吉野幸雄署長などが学校を訪れ盛岡中央高校の生徒会長、八重畑麗子さんに模範校への指定証を交付し「学校でヘルメットの着用推進に取り組み、他の高校や地域の人たちにも広がることを期待しています」と伝えていました。

盛岡中央高校では全校生徒のおよそ4割が自転車通学で、この春に入学した1年生はヘルメットの着用を義務化し、2年生と3年生も努力義務にしていて今後も着用を推進していくことにしています。

盛岡西警察署の管内では過去10年間に自転車に乗ってケガをした高校生は95人で全世代のおよそ24%を占め世代別では最も多いということです。

指定証を受け取った八重畑さんは「自転車通学をする中で事故はひとごとではないと感じています。学校での交通安全講座などを通して、生徒全員で交通安全を考えていきたいです」と話していました。