東北電力の申請認可 6月から平均25.47%の値上げへ

東北電力の家庭向け電気料金のうち、およそ8割が契約する主要プランの値上げの申請について、19日、国から認可され、来月の使用分から平均で25.47%値上げされます。

東北電力は家庭向け電気料金のうち、およそ8割が契約する「規制料金」と呼ばれる主要プランについて、火力発電に使う燃料価格の高騰などを理由に値上げを国に申請していました。

今月16日には政府の査定方針に基づいて、値上げ幅を圧縮し改めて申請を行っていましたが、19日経済産業省から認可されました。

それによりますと、値上げ幅は平均で25.47%で、来月の使用分から値上げされます。

値上げ後の電気料金は使用量が1か月あたり260キロワットアワーの平均的な家庭のケースで、政府の負担軽減策を考慮した場合8322円となっていて、値上げ前のことし4月の使用分と比較すると、2110円値上がりする見込みです。

東北電力の樋口康二郎社長は「引き続き、経営効率化に取り組み、お客さまの負担軽減に努めていく」とコメントしています。

また、オール電化の世帯など電力会社がみずからの判断で料金を決めることができる東北電力の「自由料金」のプランについては割安だった夜間の料金が6月の使用分から引き上げられ、値上がりします。