新工場の建設進む 半導体メーカーで入社式 岩手 北上
新年度を迎えた3日は県内の多くの企業で入社式が行われました。
新しい工場の建設が進む半導体メーカー「キオクシア岩手」の入社式には新入社員200人が参加しました。
キオクシア岩手の入社式は北上市のホテルで行われ、新入社員200人が参加しました。
半導体市場の需要拡大が続く中、会社は、北上市の工業団地で新たな工場の建設を進めていて、ことし採用した新入社員は去年の1.5倍にあたります。
式では柴山耕一郎社長が「半導体市場は常に世界中のライバルとの激しい競争にあります。諦めず、粘り強く頑張ってほしい」と新人たちを激励しました。
これに対し新入社員を代表して宮古市出身の島田陽平さん(24)が、「地元である岩手で世界最先端メモリの製造に携わることができる喜びと誇りを胸に、地域や社会の発展に貢献したいです」と決意を述べました。
ことしの入社式では新型コロナの感染がまだ続いていているとして、出席者全員にマスクの着用を求めましたが、式辞を述べる社長や新入社員の代表の着用は求めず、4年ぶりにマスクのないあいさつとなりました。
新入社員で二戸市出身の野崎快秀さん(24)は「岩手から世界に誇れる会社で働けることをうれしく思います。与えられた仕事をこなすだけでなく、会社をよりよくしていけるよう頑張りたいです」と話していました。