高校生が選挙について学ぶ特別授業 盛岡

若い人たちに選挙の大切さや投票の意義を学んでもらおうと、盛岡市の高校で特別授業が行われました。

盛岡第二高校の依頼を受けて盛岡市選挙管理委員会が企画した特別授業には、春休み中の1年生およそ180人が参加しました。

選挙管理委員会の担当者は、▽誰に投票するか決める際は候補者の公約と自分の考えを照らし合わせ、実現可能性も踏まえることや、▽過去には10票差以内で当落が当落が分かれたこともあり、投じる1票の大切さなどを説明していました。

このあと模擬選挙を体験し、架空の候補者の公約が書かれた選挙公報を参考に、実際に選挙で使われている記載台や投票箱を使って候補者に1票を投じていました。

選挙権が得られる年齢は18歳で、1年生は実際の選挙で投票できませんが、盛岡第二高校では新年度から主権者教育などがテーマの「公共」の授業でも選挙について学んでいくということです。

参加した生徒は「選挙は将来の自分たちの生活を決める重要なものでまだ選挙権はないが、盛岡市長選挙などで誰に投票したいか自分なりに考えたい」と話していました。

盛岡市選挙管理委員会事務局の木村大地主任は「選挙を身近に感じてもらえたのではないかと思う。自分の1票が社会に影響するという自覚を持ってほしい」と話していました。