県内 インフルエンザ流行で「流行警報」継続 対策徹底を

岩手県内ではインフルエンザが流行していて、北上市や花巻市などの中部保健所管内や盛岡市などでは警報レベルが続いています。
県は「流行警報」を継続し、手洗いやマスクの着用など対策の徹底を呼びかけています。

県感染症情報センターによりますと、今月5日までの1週間に県内63の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は2102人で、前の週より463人減りました。

1医療機関あたりでは33.37人となり、前の週より8人減りました。

保健所ごとの感染状況は、先週最も多かった北上市や花巻市などを管轄する中部保健所管内は66.6人と、前の週よりもおよそ30人減りました。

また、盛岡市が45.36人。

滝沢市や八幡平市などを管轄する県央保健所の管内が39.11人。

奥州保健所管内が37.71人。

一部では前の週よりも減っていますが、10の保健所管内のうち4か所で警報レベルに達しているということです。

このほか久慈と宮古、二戸の管内も10人を超え、注意報レベルです。

県は感染対策として手洗いとマスクの着用の徹底、それに体調がすぐれない場合や感染した場合は、出勤や登校を控えるよう呼びかけています。

また、インフルエンザは発症して3日から7日間はウイルスを排出するとされていることから、熱が下がってもすぐに出勤や登校はせず、医師の指示に従ってほしいとしています。