IGRの一戸駅 開業130年 お菓子配って感謝を伝える
IGRいわて銀河鉄道の一戸駅が15日開業から130年を迎え、会社と一戸町が駅の利用者にクッキーなどを配って日ごろの利用に感謝を伝えました。
一戸駅では15日午前7時半から役場の職員などが、通学や通勤で駅を利用した人たちに、地元のカフェなどで作られたクッキーとマフィンあわせて100個を配りました。
配布はIGRと町が日ごろの利用に感謝を伝えようと共同で企画し、学校へ向かう高校生などがお礼を言いながら受け取っていました。
一戸駅は1893年、明治26年の2月15日に開業し、旧国鉄時代には峠を越えるための機関車を配置した一戸機関区が設けられ、特急も停車していました。
その後、2002年に第3セクター、IGRいわて銀河鉄道の駅になり、2016年には駅舎も新しくなりました。
現在は1日におよそ500人が利用していて、世界文化遺産に登録された御所野遺跡の玄関口にもなっています。
駅を毎朝利用するという70代の女性は「毎日駅を利用しています。プレゼントをもらい、ありがたいです」と話していました。
駅長の野村重之さんは「地域の皆さんに支えられて130周年を迎えられたことに感謝します。これからも地域の足として通勤や通学、通院にご利用いただけるとありがたいです」と話していました。