映画「銀河鉄道の父」全国公開に先駆け4月に花巻市で試写会
宮沢賢治の生涯を父親の宮沢政次郎の視点で描いた小説「銀河鉄道の父」を原作にした映画の試写会が、賢治のふるさと、花巻市でことし4月に開かれることになりました。
映画「銀河鉄道の父」は、日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞した「八日目の蝉」などで知られる成島出監督が、作家の門井慶喜さんの直木賞受賞作をもとに映画化しました。
花巻市出身の詩人で、童話作家の宮沢賢治の生涯を父親の政次郎の視点で描き、政次郎役を俳優の役所広司さん、賢治役を菅田将暉さんが演じました。
ことし5月5日からの全国公開に先駆け、4月8日に賢治の故郷、花巻市で監督などを招いて試写会が行われることが決まり、市は市民を対象に来月6日からはがきで応募を受け付けることにしています。
映画は、賢治が耕した花巻市の畑、通称「下ノ畑」や、花巻農業高校の敷地内にあり賢治が病に伏せるまで暮らした羅須地人協会で撮影が行われ、市内の劇団などもエキストラとして出演したということです。
花巻市は、全国公開にあわせ、宮沢賢治童話村など市内にある賢治関連の施設を巡るスタンプラリーなども予定しています。