保育所で「みずき飾り」作り 子どもの健やかな成長などを願う
みずきの木の枝に色とりどりのもちをつけて、子どもの健やかな成長や五穀豊じょうなどを願う、「みずき飾り」作りが洋野町の保育所で行われました。
みずき飾りは子どもの健やかな成長や五穀豊じょうなどを願いみずき木の枝に色とりどりのもちなどをつけて飾る小正月の伝統行事で、ほかの地域では「みずき団子」とも呼ばれています。
洋野町にある向田保育所では園児10人が祖父母から教わりながら、地元の小学生が収獲した餅米で餅をついたあと、赤や黄色などに色づけし団子状にした餅をみずきの枝に飾りつけていました。
この保育所は今年度末に別のこども園と統合されるため最後のみずき飾り作りとなりました。
子どもたちは飾りつけが終わると祖父母と一緒に餅をお雑煮やあんこ餅などにして食べていました。
みずき飾りをした園児は「ちょっと難しかったが楽しかった」と話していて、祖父と餅つきをした園児は「おじいちゃんはかっこよかった」と話していました。
孫と一緒にお餅をついた大内田正蔵さんは「保育所がなくなり、最後でさびしいが、子どもたちの心に残って忘れないのではないか」と話していました。