車窓から初日の出を眺める 三陸鉄道で特別列車 岩手

岩手県の三陸鉄道で車窓から初日の出を眺める特別列車が運行され、乗客たちが朝日に向かってことし1年の健康や飛躍を願いました。

この特別列車は、東日本大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道が全線での運転再開を記念して、2015年から毎年元日に運行しています。

1日朝は、大船渡市にある盛駅から22人の乗客を乗せた列車が太平洋を一望できる線路上に停車して日の出を待ちました。

日の出の時間、水平線上には厚い雲がかかっていましたが、雲間から徐々に朝日が昇ると、乗客たちは写真を撮ったり手を合わせたりしていました。

このあと乗客たちは停車駅のホームで地元保存会による郷土芸能の「権現舞」を見学したりして、列車の旅を楽しんでいました。


息子と参加した花巻市の男性は「初日の出を見ることができるか不安でしたが、お日さまが出たときにはいいことがありそうだと思いました。ことしは目の前のことを1つ1つ積み上げていく年にしたい」と話していました。

また、友人と2人で参加した女子大学生は「きれいな初日の出を見ることができてよかったです。ことしは英語の勉強など、いろいろなことにチャレンジして飛躍の年にしたいです」と話していました。