岩手 花巻 保育所で10人ノロウイルス集団感染 今冬初めて

花巻市の保育所で子ども10人が下痢やおう吐などの症状を訴え、このうちの1人からノロウイルスが検出されました。
県内でノロウイルスの集団感染が起きたのはこの冬、初めてです。

県医療政策室によりますと、集団感染が起きたのは花巻市の保育所で、先月30日から今月7日にかけて0歳から2歳までの子ども10人が相次いで下痢やおう吐などの症状を訴えました。

保健所が調べたところ、このうちの1人からノロウイルスが検出されたということです。

10人のうち3人は一時、入院していましたが全員すでに退院し、回復に向かっているということです。

保健所は、ノロウイルスによる集団感染として、保育所に対し、消毒や手洗いを徹底するよう指導しました。

県内でのノロウイルスによる集団感染はこの冬に入って初めてです。

ノロウイルスは冬に感染が増え、県内では昨年度、前の年度を上回る集団感染が起きました。

アルコール消毒の効果が出にくい反面、せっけんでの手洗いが効果的とされていて、県は予防のため、せっけんを使った手洗いを徹底するよう呼びかけています。