障害者が整備した中古スキー市 福祉団体が滝沢市で開催
障害のある人たちが整備した中古のスキー用品を格安で販売するイベントが、12日岩手県滝沢市で開かれました。
「大中古スキー市」と題したこのイベントは、福祉団体の「盛岡市民福祉バンク」が、寄付された中古のスキー用品を、障害のある人たちが整備したうえで格安で販売するものです。
スキーシーズンを前に毎年この時期に開かれていて、初日の12日は午前9時半の開始前から、親子連れなどおよそ300人が列を作り、多くの来場者でにぎわいました。
会場にはスキーの板やブーツ、それにウエアなどおよそ1万点が並べられ、中には新品の1割程度のものもあるということです。
子どもと訪れた30代の男性は「子どもはすぐに成長して毎年のようにスキー板の買い換えが必要になるので、安く買えるのは助かります」と話していました。
主催した「盛岡市民福祉バンク」の伊藤純理事長は「安全点検したうえで格安で出品しているので、利用してもらいたい。家庭で不要になったスキー用品の寄付も受け付けているので、ぜひ持参してほしい」と話していました。
「大中古スキー市」は滝沢市の「土・日ジャンボ市」で12日は午後6時まで開かれ、13日も予定されています。