宮古 田老地区で保育園児がパレード 防火を呼びかけ

秋の火災予防運動が行われる中、宮古市の田老地区では、保育所の子どもたちが地域をパレードして、火の取り扱いに注意を呼びかけました。

パレードを行ったのは、田老保育所の子どもたち22人で、おそろいのはんてんを着て、はちまきを締めて出発式に臨みました。

そして「これから防火パレードに出発します」と宣言して保育所を出発し、拍子木を打ちながら「お出かけはマスク戸締り火の用心」と呼びかけながら保育所周辺の住宅街を回りました。

子どもたちの呼びかけに住民たちも家の外に出てくるなどして見送りました。

80代の住民は「子どもたちに元気づけられます。常日頃から気をつけてはいますが、火の元にはこれからも気をつけなければと思います」と話していました。

6歳の児童は「いろいろな人に大きい声で火の用心と言って町じゅうを歩いてきました。火の用心。カチカチ」と話していました。

宮古消防署田老分署の山根勲分署長は「子どもたちから声をかけてもらうと伝わり方が違います。これから暖房を使う機会が多くなります。火災を起こさないためには小さなことから気をつけてほしいです」と話していました。