津波で流失したあと復活したミズアオイが見頃 釜石市の遊水池

釜石市の遊水池では、震災の津波で流失したあとに自然復活した希少な花、ミズアオイが見頃を迎えています。

ミズアオイは淡水で育つ水生植物で、かつては日本中の田んぼや沼地で見られましたが、最近は除草剤の使用などで数が減り、今では国の準絶滅危惧種に指定されています。

釜石市片岸町にある遊水池では、ミズアオイが群生していて40センチ程の茎の先に青紫色の小さな花を咲かせています。

この地域では地元のボランティアが2007年からミズアオイを保護してきましたが、東日本大震災の津波ですべてが失われてしまいました。

しかし、去年整備が完了した遊水池に再び花が咲き始めました。

ミズアオイは種の生命力が強く土の中で眠っていた種が、環境が整ったために発芽したと考えられます。

震災前からミズアオイを保護してきたかまいし環境ネットワーク代表の加藤直子さんは「復活したミズアオイを見て強いな、私も見習わないといけないと思いました。花の色と中心の黄色の比較が美しく魅力的な花だと思います。今後は自然に任せて、生育を見守っていこうと思います」と話していました。

ここのミズアオイの花は9月上旬まで見られるということです。