県内からの食品輸出促進へ コンテナを共同利用

県内からの食品の輸出を促進しようと、船便のコンテナを複数の業者で共同利用する取り組みが始まり、19日、奥州市で積み込み作業が行われました。

岩手県は、県内の食品業者に輸出を促そうと、貨物船のコンテナを複数の業者で共同利用して、釜石港から積み出す実証試験を3年前から進めてきました。

この結果、県外の港を経由するより輸送コストが割安になるうえ、業者の需要も見込めることがわかり、このほど県内の2社が共同で船のチャーター便を運航して中国に食品などを輸出することになりました。

輸出を行うのは、県内の食料品卸売り会社と地ビールの醸造会社で19日、奥州市の運輸会社でコンテナへの積み込み作業を行いました。

ごまドレッシングやビール、それに南部鉄器など、あわせておよそ16トンを中国の大連と上海に輸出するということです。

コンテナは、今月24日に釜石港を出発し、来月1日に韓国のプサン港に到着。

積み替えを行って大連と上海に向かう予定です。

運輸会社の担当者は「これまでは1つのコンテナを1つの荷主が貸し切って利用するのが一般的で、小口の利用は難しかった。共同で利用できることで、小口での輸出入を希望する県内の業者の需要は、今後、増えることが期待される」と話していました。