“稲の種もみを秋にじかまき”岩手大学が生産者対象に講習会

コメ農家の負担が減るとして岩手大学の研究グループが普及をめざす種もみを秋にじかまきする稲の栽培方法について、生産者を対象にした講習会が開かれました。

岩手大学農学部の下野裕之教授の研究グループは、稲の種もみを秋から冬にかけて田んぼに直接まく栽培方法の普及を目指しています。

この栽培方法だと種もみをまくのが農作業の少ない時期になるうえ、春に苗作りや田植えを行う必要もなくなるため、農家の負担が減るとしています。

滝沢市にある岩手大学農学部の施設では12日、生産者を対象にした講習会が開かれ、およそ30人が参加しました。

この中では、下野教授や研究グループのメンバーがこれまでの実験結果について説明し、まく種もみの量が春にまく場合の2倍必要になるものの、労力は大幅に軽くなると説明しました。

そして、この方法で栽培の実験を進めている田んぼを見学しました。

今は効果的な肥料のやり方や雑草、病虫害の対策について実験を進めているということで、参加者からは種もみのまき方などについて具体的な質問が出ていました。

下野教授は「北海道から新潟まで各地の研究機関と連携して実験を進めていますが、それぞれに問い合わせが多く来ていて農家には関心を持ってもらっています。今後、さらに普及することを期待しています」と話していました。