釜石市で防災講座 東日本大震災の避難ルートを実際に体験

東日本大震災からの復興や防災について考える講座が岩手県釜石市で開かれ、参加者が、当時、地元の小中学生が避難したルートを実際に歩いて、津波からの避難を追体験しました。

この「いわて復興未来塾」は、震災復興や防災について学んでもらおうと、岩手県が7年前から年に数回開いているもので、3日はおよそ30人が参加しました。

この中では、津波伝承施設の職員で、震災当時、中学2年生だった川崎杏樹さんが、学校からおよそ1.6キロ離れた高台に同級生とともに走って避難した体験を語りながら、そのルートを案内しました。

川崎さんは「日頃、訓練していたおかげで避難行動につなげられたので、災害は必ず来ると考えて日頃から備えてほしい」などと呼びかけ、参加者から「全力で走ったのですか」と質問されると、「最初は小走りでしたが、津波が見えてからは全力疾走しました」などと答えていました。

陸前高田市から参加した女性は「避難の大切さが改めてわかりました。震災の記憶が薄れてきているので、避難をためらう人に『私も逃げるからあなたも逃げて』と言えるようになりたいです」と話していました。