沼の氷が溶け目玉のように 「ドラゴンアイ」姿現す 八幡平

岩手と秋田にまたがる八幡平で、沼の氷が溶け、目玉のようになって青い水に浮かぶ「ドラゴンアイ」が姿を現し、観光客が訪れています。

八幡平の山頂付近、標高およそ1600メートルにある「鏡沼」では、毎年この時期、沼の縁と中央の氷が溶け、ドーナツのような形になって青い水に浮かびます。

これが、遠くから見ると竜の大きな目玉のように見えることから近年、「ドラゴンアイ」と呼ばれ、この時期にしか楽しめない風景として、人気を集めています。

17日の山頂付近は、濃い霧がたちこめていましたが、訪れた観光客などが写真を撮るなどしていました。

秋田県から訪れた60代の女性は「あいにくの天気で見えにくいですが、これはこれで神秘的です」と話していました。
地元の八幡平市観光協会によりますとことしのドラゴンアイは今月11日に「開眼」し、去年と比べると4日遅いということです。

この「鏡沼」周辺ではロープを張って立ち入りを規制していますが、開眼前の先月25日、少なくとも4人のグループが沼に入り込んでスノーボードをしているのが確認されました。

八幡平市観光協会の海藤美香事務局次長は、「沼の中央部は水が深いので、氷が割れると命の危険もあります。ルールを守って楽しんでもらいたい」と話していました。

ドラゴンアイは、この週末ごろまで楽しめるということです。

スキーやスノーボードでゲレンデ以外の場所に立ち入り、事故に遭うケースは全国で起きています。

山形と宮城にまたがる蔵王山ではことし4月、スキーをしていた男性が、山頂付近にある湖「御釜」に転落して死亡しました。

凍結していましたが、割れた氷の間から転落したとみられています。

現場付近は立ち入りが規制されていました。