北上市と八幡平市でクマに襲われ2人けが 県が注意呼びかけ

16日午前、北上市和賀町で、自宅近くの道を歩いていた73歳の女性がクマに襲われ、顔や腕にけがをしました。
また八幡平市でも、74歳の男性がクマに襲われて病院で手当てを受け、県内で、ことしクマに襲われてけがをした人は11人になりました。

16日午前9時半ごろ、北上市和賀町長沼の市道で、近くに住む73歳の女性が血を流してうずくまっているのを、通りがかった人が見つけ、消防に通報しました。

警察によりますと、女性は顔や右腕にけがをしていて、病院に運ばれる際、「クマに襲われた」と話していたということです。

女性は、ドクターヘリで矢巾町にある県高度救命救急センターに運ばれ、治療を受けていて、けがの程度は分かっていないということです。

現場は、田んぼの中に住宅が点在する地域で、近くには林などもあります。

通報した人が女性の叫び声を聞いて駆けつけた時は、すでにクマが立ち去っていたということで、警察は周辺をパトロールして住民に注意を呼びかけています。

一方、八幡平市黒沢の山林では、16日午前10時半ごろ、山林の調査をしていた74歳の男性がクマに襲われて手をかまれました。

警察によりますと、男性は自分で病院に行き、手当てを受けたということで、命に別状はないということです。

警察に対し、男性はクマは1メートル60センチほどの大きさだったとしたうえで、「向かい側の尾根にいるのを見たが、遠いので大丈夫だと思っていたら、すぐ近くに現れた」などと話しているということです。

県内では、ことしクマの被害が相次いでいて、襲われてけがをした人はこれで11人になりました。

岩手県は、今月1日、クマに対する注意報を出していて、山に入る際は複数で行動し、鈴やラジオなど音の出るものを持ち歩いたり、集落ではやぶを刈り払って、クマが潜む場所をなくしたりする対策をとるよう呼びかけています。