延岡市長の不適切発言 市議会で第三者委設置求める決議案可決

延岡市の読谷山市長が会議で男性器を指すことばを使って指示をしたと指摘されている問題で、第三者委員会の設置を求める決議案が賛成多数で可決されました。

この問題は読谷山市長が複数の職員が集まる会議で、男性職員に対して、男性器を指すことばを使った発言による指示があったと市役所職員の労働組合のアンケートで明らかになったものです。

6月定例市議会では、議員から発言への認識をただす質問が相次ぎ、読谷山市長は不適切な発言だったと認めた一方で、セクシュアルハラスメントには当たらないという認識を示しています。

しかし、職員に聞き取りをせず、市が問題を積極的に解決する姿勢を示していないことなどから、市議会最終日の8日、議員から全容の解明などを行う第三者委員会の設置を求める決議案が出され、賛成多数で可決されました。

一方で読谷山市長は、職員が不利益を受けるなどした場合、地方公務員法に基づいて設けられている市の公平委員会に不服申し立てできることから、別に第三者委員会を設置する必要はないという考えを示しました。