パリ五輪バレー男子 甲斐優斗選手が母校訪問 後輩から激励

パリオリンピックのバレーボール男子日本代表にチーム最年少の20歳で選ばれた甲斐優斗選手が母校の日南振徳高校を訪問し、後輩たちの激励を受けました。

延岡市出身の甲斐選手は身長2メートルの高さを生かした力強いサーブとスパイクが持ち味で、52年ぶりのメダル獲得を目指す12人のメンバーに最年少で選ばれました。

かつて汗を流した母校の体育館に周囲よりも頭ひとつかふたつ大きい甲斐選手が入ってくると集まった全校生徒460人から大きな歓声が上がりました。

甲斐選手と言えば強烈なサーブを決めたあとに見せるさわやかな笑顔が魅力ですが、5日はやや緊張気味。

あいさつでは「今の強い日本代表の一員として戦えることを誇りに思い、しっかり自分のプレーを出せるように頑張ってきます」と意気込みを述べました。

そして最後に後輩から花束を渡されるとようやく笑顔を見せていました。

花束を手渡したバレーボール部の田中龍司キャプテンは「握手をしたときに手が大きくてびっくりしました。甲斐選手は自分たちの3学年上で一緒に練習をしたこともあり、代表に選ばれたことはとてもうれしく思います」と話していました。

また2年生の女子生徒は「偉大な先輩の実物が見られてよかったです。振徳高校のために頑張ってほしい」と話していました。

甲斐選手は「練習していた体育館で壮行会をしてもらってうれしく思いましたし、懐かしいとも思いました。たくさんの人に応援してもらっているので、それを糧にメダルに向けて戦っていきたい」と話していました。