えびの高原の登山道に「キリシマギンリョウソウ」

えびの市にあるえびの高原の登山道では、薄紅色の「キリシマギンリョウソウ」が咲いていて登山客を楽しませています。

「キリシマギンリョウソウ」は、梅雨の時期に樹林帯の中に生え、ほかの植物から養分をもらって成長する寄生植物の1つです。

落ち葉が積もった湿り気のある場所に自生し、高さは5センチほどで、花を包む「がく」は薄いピンクで地面に向いて咲いています。

ことしは先月中旬から咲き始めました。

2022年に、宮崎県総合博物館や神戸大学などの研究グループによって「ギンリョウソウ」の新種であることが発表されました。

登山道を歩いていた地元の登山客は、「この時期、いつもこのあたりで見ていました。全国的に有名になってうれしいです」と話していました。

えびのエコミュージアムセンターによりますと、今週いっぱいは見られるということです。