バレーボール男子 五輪日本代表に延岡市出身の甲斐優斗選手
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パリオリンピックで52年ぶりのメダル獲得を目指すバレーボール男子日本代表のメンバー12人が発表され、延岡市出身の甲斐優斗選手がチーム最年少、20歳でのメンバー入りを果たしました。
前哨戦の国際大会『ネーションズリーグ』に参加している日本代表。
オリンピックでは、現在の14人から12人にメンバーが減りますが、甲斐選手はみごと最年少の20歳でのメンバー入りをつかみました。
甲斐選手は、2メートルの身長をいかした高い打点のスパイクと力強いサーブが武器です。
ネーションズリーグでは、リリーフサーバーとして活躍しているほか、主力を温存した23日のアメリカ戦では17得点と、大暴れしました。
延岡市出身の甲斐選手は、小学2年生の時に、2歳年上の兄で現在はサントリーサンバーズに所属する兄・孝太郎さんの影響で、バレーボールを始め、高校時代は地元の日南振徳高校で全日本高校選手権に出場して活躍しました。
専修大1年生の時から日本代表に選ばれ、昨シーズンは、フィルップ・ブラン監督の勧めで、大学在学中ながら、フランスのリーグでもプレーしました。
高校生の時にバレーの基礎を教わった父親を亡くしましたが、今もたびたび父親から教わった基本に立ち返りながら、プレーしているということです。
パリオリンピックバレーボール男子日本代表のメンバーに甲斐優斗選手が選ばれたことについて、高校時代の恩師は、「日本の代表としてメダルが取れるよう頑張ってほしい」と話しています。
延岡市出身の甲斐選手は、日南市の日南振徳高校に進学しました。
今も同校の男子バレーボール部を指導する恩師の鍋倉雄次郎監督は、当時の甲斐選手について、「高校時代はおとなしくてまじめで、目立つようなことは一切しないような選手だった。しかし、ひとたびコートに立つと、高校生離れしたプレーを見せていた」と話します。
甲斐選手が3年生の時、チームは全日本高校選手権「春高バレー」に初出場します。
エーススパイカーとして活躍し、チームを3位に導く原動力になったということです。
鍋倉監督は、「パリオリンピックに向けて体調を整え、日本代表としてメダルをとれるようにがんばってほしい」と話していました。