県高校総体 弓道団体 男子は都城工業 女子は宮崎商業が優勝

県高校総体は30日、宮崎市で弓道団体の決勝トーナメントが行われ、男子は都城工業、女子は宮崎商業が優勝しました。

弓道の団体戦は、1チーム5人で各選手4本ずつ矢を放ち、28メートル先の的に当たった合計の数を競います。

男子の決勝は、連覇を狙う宮崎南と20年ぶりの頂点を目指す都城工業が対戦しました。

試合は、3本目を終えた時点でリードされていた宮崎南が、最終4本目に5人中4人が的中させて追いつき、延長戦に入りました。

延長戦では、都城工業が個人戦で優勝した2年生の板越瑛祐選手をはじめ5人中3人が的中させたのに対し、宮崎南は2人にとどまり、都城工業が20年ぶりの優勝を果たしました。

一方、女子の決勝は、連覇を目指す宮崎商業と都城泉ヶ丘が対戦し、宮崎商業は、キャプテンの黒木晴選手が4本すべて的中させるなど、13対11で勝って2連覇を達成しました。

宮崎商業の黒木選手は「自分たちを信じて力を出し切ることが出来てうれしい。しんどいときも乗り越えてきて良かった。全国大会でも持てる力を出して優勝したい」と話していました。

男子の優勝校、都城工業の板越選手は「1本1本にすべてをかける気持ちで決勝に臨みました。めちゃくちゃうれしくて周りに感謝しかないです」と話していました。

優勝した2校は、この夏に長崎県で開催される全国高校総体に出場します。