宮崎県の防災の日 震度7の揺れや初期消火などを体験する催し

宮崎県が独自に定めている防災の日にあわせて、震度7の揺れや初期消火などの体験を通して防災について考えてもらう催しが宮崎市で開かれました。

催しは、宮崎県が「防災の日」に定めている5月の第4日曜日にあわせて毎年行われていて、宮崎市の会場には消防や国土交通省など20余りの団体がブースを出展しました。

このうち、宮崎市消防局のブースでは子供たちが消火器の使い方を学びました。

子どもたちは、消防団員から使い方を教えてもらったあと、消火剤の代わりに水が入った体験用の消火器を使って、火に見立てた的に向かって放水していました。

また、家具などが置かれた部屋を再現したスペースで震度7の揺れを体験できるブースでは、子どもたちが目の前の机につかまるなどして身を守っていました。

このほか、NHK宮崎放送局のブースでは、ふだんラジオと接点のない子どもたちに災害時に役立つラジオの使い方を知ってもらおうと、チャンネルを合わせるスピードを競うイベントも行われました。

子どもと一緒に訪れた30代の母親は「災害が起きたときに家族が一緒にいないことを想定して、集合場所について話し合おうと思います。子どものためのおむつや食料なども準備しておきたいと思います」と話していました。