修学旅行誘致を 県観光協会が魅力をPRする動画を公開

宮崎県観光協会は修学旅行を誘致しようと農業体験や民泊それにマリンスポーツなどの魅力をPRする動画を制作し、インターネット上で公開しています。

この動画は、県観光協会が「みやざき学び旅」と題して制作したもので、若者たちがさまざまな体験をする5種類の動画を先月から動画配信サイトのユーチューブで公開しています。

このうち、世界農業遺産に認定されている高千穂町で農家の民泊を体験する動画では、山あいの棚田で行われるコメの収穫などが経験でき、自然と共生する独特の文化を学ぶ魅力を紹介しています。

また、マリンスポーツを体験する動画では、温暖な気候と質の高い波で1年を通じてサーフィンなどを行うことができ、インストラクターの指導で初心者も楽しめる環境が整っているとPRしています。

県によりますと、コロナ禍では人口の多い首都圏を避ける動きなどもあり、県内宿泊の修学旅行を行った学校は一昨年度コロナ禍前を上回る157校に上ったということです。

また動画は、英語や中国語でも制作され、コロナ禍で受け入れが止まっていた海外の修学旅行客の誘致にも力を入れる狙いもあるということです。

県観光協会は「宮崎県ならではの修学旅行の魅力を感じてもらい、国内外から多く人に訪れてもらえるようPRを続けたい」とコメントしています。