総合運動公園テニスコート 改修後に国際大会開催目指す 宮崎

県が27億円余りをかけて改修を進める総合運動公園のテニスコート。
ハードコート化を要望してきた日本テニス協会は、供用が始まる再来年4月に早速男子の国際大会の開催を目指すとしていて、今後の進展が期待されます。

県内最多の24面がある県総合運動公園のテニスコートはことし3月で閉鎖され、全面を国際大会に対応したハードコートにするとともに、うち6面は屋根付きのインドアコートにする改修工事に入っています。

日本テニス協会が県に要望を重ね実現したもので、今月1日には土橋登志久専務理事と伊達公子理事が河野知事を表敬訪問し、伊達理事は「完成が待ち遠しく、考えただけでわくわくする。強い選手を身近に見られることは宮崎の若手選手にも必ずプラスになる」と期待感を示しました。

県は今回の改修にクラブハウスの整備と合わせ、およそ27億6000万円を投じていて、今後は巨額の投資に見合った国際大会を誘致できるかが焦点になります。

これについて土橋専務理事はコートが全面供用される再来年4月に「ATPチャレンジャー」と呼ばれる男子の国際大会の開催を目指していると表明しました。

同じ年の年末に国内のトップ選手らを集めた合宿を行うことはほぼ決定しているということで、今後は大会開催に向けた国際競技団体などとの調整の進展が期待されます。