武井議員が乗った車 制限速度超え走行か「X」投稿で明らかに

自民党の武井俊輔衆議院議員を乗せて秘書が運転する車が、先月、宮崎県内の国道を制限速度を大幅に超えて走っていたことがわかりました。
議員本人が旧ツイッターの「X」に投稿した車内の写真に速度計が映り込んでいたことから、問題が明らかになりました。
武井議員は2日午後5時から県庁で会見を開き、問題の経緯について説明しました。

それによりますと、先月28日の午前、議員が同乗し、公設秘書の男性が運転する車が、日南市の国道220号線で制限速度を31キロ上回る時速91キロで走行したということです。

この日は、支援者が出場するスポーツ大会の応援で県内を回っていて、日南市での観戦を終えて宮崎市の会場に向かう途中だったということです。

武井議員は後部座席に座り、走行中の車内を撮影して「X」に投稿したところ、30日になって、写真に映り込んでいた速度計を拡大した画像を引用し、速度超過を指摘した投稿があるのに気づき、警察に届け出たということです。

運転していた公設秘書は、事務所の聞き取りに対して「次の行程があり急いでいた。スピードを出している感覚はあったが、法定速度を逸脱している認識はなかった」と話しているということです。

また、武井議員は当時、速度については気づいていなかったとしたうえで、「速度超過を引き起こし、心よりおわび申し上げます。法定速度の厳守や予定の組み方など、再発防止に努めます」と陳謝しました。