赤ちゃんの寝かしつけ講座 生活のリズムが大切 父親と共有も

赤ちゃんが寝つきやすくなるにはどうすればいいか、ノウハウを知ってもらおうという講座が24日、宮崎市で開かれました。

子育て中の保護者にとって大きな悩みの1つは、「赤ちゃんが夜泣きをしてなかなか寝てくれない」という睡眠のトラブルで、保護者自身も寝不足に陥り、日常生活に支障を来すケースもあります。

講座には、0歳児の赤ちゃんを子育て中の保護者7組が参加し、講師は、自ら寝かしつけに悩んだ経験から、「乳幼児睡眠コンサルタント」という民間の資格を取得した甲斐かおりさんが務めました。

甲斐さんは「お風呂に入れる、着替えをする、授乳をする、本を読んであげる、そして明かりを消すと、同じことを毎日繰り返すことで、赤ちゃんは『寝る時間なんだ』と分かってくれるようになる」と、寝つきには生活のリズムが大切だと説明しました。

また、生後3か月くらいまでの場合は、比較的ぴったりとした「おくるみ」を着せることで、母親の胎内にいる感覚に近くなり、寝つきやすくなることなどを紹介していました。

9か月の赤ちゃんと参加した母親は、「夜泣きで一晩に5、6回、目を覚ますので、自分の睡眠が全然確保できないこともありました。講座に参加して『もっと早く知っていたら』と思いました」と話していました。

講師を務めた甲斐さんは「悩みを母親がひとりで抱え込むのではなく、寝かしつけのコツを父親とも共有してほしい」と話していました。