“災害ボランティアの活動拠点に” 日南市がパチンコ店と協定

南海トラフ地震など大規模な災害に備えようと日南市は市内にあるパチンコチェーンの店舗の駐車場を災害ボランティアの活動拠点として活用する協定を結びました。

協定は日南市と東京に本社があり市内でもパチンコ店を展開する会社が締結し、23日、市役所で協定書を交わしました。

協定は地震などの災害が発生した際に市内にある店舗の駐車場の一部を災害ボランティアの活動拠点として活用することや店舗のトイレや水道などを無償で利用できることなどが盛り込まれています。

これに基づいて駐車場に市の社会福祉協議会が仮設テントを設置して災害ボランティアの受付業務にあたったり、被災地の復旧活動に使う機材置き場として活用するということです。

高橋市長は「災害発生時に店舗の水やトイレなどを利用できるのはありがたく災害時の安心材料になる」と話していました。

このパチンコチェーンでは、県内では西都市と小林市で同様の協定を結んでいるということです。