県内でも震度4観測 山下裕亮助教 改めて地震への備え訴える

県内でも震度4観測 山下裕亮助教 改めて地震への備え訴える

県内でも延岡市やえびの市などで震度4の揺れを観測した17日夜遅くの豊後水道を震源とする地震について、京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教は「メカニズムが異なるため、南海トラフ地震に与える影響は小さい」と述べた上で、改めて地震への備えを呼びかけています。


山下助教は、17日夜の地震について、規模が小さいことや地震がプレート内部で起き南海トラフ地震とメカニズムが異なることなどを挙げて、「南海トラフ巨大地震に与える影響は小さいだろう」と評価しました。

また、今回の地震とメカニズムが似ている地震として、おととし延岡市で震度5強の揺れを観測した地震を例に挙げ、「体に感じないものばかりだが、今でも2年前の地震の余震が続いている。今回の地震でもしばらくは揺れやすい状況が続くので、特に県北の方々には余震に注意してほしい」と呼びかけました。

その上で「南海トラフ巨大地震は必ず起こる。そういう場所に住んでいると認識して、自分や大切な人の命をどう守るかを考え、国からの情報を正しく理解するきっかけにしてほしい」と改めて地震への備えを訴えていました。