空自の幹部自衛官 部下にパワハラか 停職6か月の処分
串間市にある航空自衛隊の基地に所属する幹部自衛官が、去年、部下に対し、人格を否定するような暴言を日常的に吐くなどのパワーハラスメントを行っていたとして、停職6か月の懲戒処分を受けました。
懲戒処分を受けたのは、串間市にある航空自衛隊の高畑山分屯基地に所属する幹部自衛官です。
基地によりますと、幹部自衛官は、部下の幹部自衛官に対し去年3月から5月にかけて、人格を否定するような暴言を日常的に吐くなどのパワーハラスメントを行っていたということです。
被害を受けた部下が体調不良を訴えたことで、事態が判明しました。
その後、部下は県内の医療機関の精神科でうつ状態と診断され、ことし1月まで自宅療養をしていたということです。
問題の自衛官は「本人の能力を向上させることが目的だった。自分の言動がパワーハラスメントに当たるとは思わなかった」と話しているということです。
高畑山分屯基地では、18日付けでこの自衛官を停職6か月の懲戒処分としました。
基地司令の古澤幹広2等空佐は「誠に遺憾だ。このような事案が再び起きないよう努めたい」とコメントしています。