鮮やかなピンクの花「アケボノツツジ」見頃 二上山頂上付近

高千穂町と五ヶ瀬町にまたがる二上山の頂上付近では高山性のツツジ、アケボノツツジが鮮やかなピンクの花をつけ見頃を迎えています。

アケボノツツジは県北部の山沿いなどに自生するツツジで、花が密集する一般的なツツジと違って高さ10メートル近くまで育ち、枝の先に5センチほどの花を咲かせます。

標高989メートルの二上山の女岳には登山道の入り口から10分ほど登ったところに群生地があり、先月末から咲き始めた花が見頃を迎えています。

アケボノツツジの名前は花の色が夜明けのころの空の色に似ていることからついたと言われています。

16日は遠くに阿蘇の山々を望むこともでき、訪れた人たちは新緑に衣替えした山の中でひときわ映える花の写真を撮るなどして楽しんでいました。

福岡県から妻と訪れた73歳の男性は「コロナ禍もはさんで4年ぶりのアケボノツツジでしたが花びらもかわいいし、まさに『高根の花』という感じで癒やされました」と話していました。

二上山のアケボノツツジはあと数日は楽しめそうだということです。