航空自衛隊の自衛官 盗撮を行ったとして停職3か月に

航空自衛隊の自衛官 盗撮を行ったとして停職3か月に

串間市にある航空自衛隊の基地に所属する自衛官が、おととし、病院の女子トイレに小型カメラを設置して盗撮を行ったとして、15日付けで停職3か月の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは、串間市にある航空自衛隊の高畑山分屯基地に所属する30代の男性の3等空曹です。

基地によりますと、3等空曹はおととし2月、当時、入院していた県内の病院の女子トイレに小型カメラ1台を設置し、盗撮をしたということです。

院内でカメラが見つかり、警察官が駆けつける事態になった際、3等空曹が看護師に「自分が設置した」と伝えたということです。

この事件について、警察や検察は刑事処分の内容を明らかにしていませんが、基地によりますと、同じ年の6月、宮崎区検察庁から起訴猶予処分とされたということです。

3等空曹は基地側の事情聴取に対し、「見つからないと思っていた。多大な迷惑をかけてしまい、申し訳ない」と話しているということです。

高畑山分屯基地司令の古澤幹広2等空佐は「誠に遺憾だ。このような事案が再び起きないよう努めたい」とコメントしています。

一方、事案の発覚から停職3か月の処分が下るまで2年余りがかかったことについて、基地では「事実確認に時間を要した」と説明しています。