社会人1年生に選挙についての出前講座 都城市

今月、働き始めたばかりの社会人1年生に政治や選挙への関心を高めてもらおうという出前講座が都城市で開かれました。

都城市の選挙管理委員会が市内の事業所を回って開いているもので、15日、JAみやざきの都城地区本部で開かれた講座には18歳から34歳の新人職員10人が参加しました。

去年の県議会議員選挙での都城市の投票率は37.44%でしたが、年代別にみると20代は20%に届かなかった一方、60歳以上は50%近くに達しています。

講師を務めた選挙管理委員会の職員は、もともとの人口の差も加わって投票した人の数では9倍もの開きがあることを紹介し、「20代の人の声は高齢者の9分の1しか政治に届いていない。自分たちの声を反映させたければもっと投票に行かないといけない」と訴えました。

参加した18歳の男性職員は「生まれ育った都城に貢献したいと思いJAに就職しました。自分が権利を得てからはまだ選挙がありませんが、きょう聞いた話を参考に投票に臨みたい」と話していました。

都城市選挙管理委員会の中邑順一郎委員長は「新社会人のフレッシュな気持ちの時に聞いてもらうのが効果的と考え企画した。呼ばれればどこへでも話をしにいきたい」と話していました。