都城市 100年以上続く敬老祭

都城市で明治時代から100年以上続く、敬老のお祝いが開かれ、子どもから大人まで多くの住民が歌や太鼓で、長年、地域を支えてきたお年寄りたちをもてなしました。

都城市の宮島地区では江戸時代から毎年4月に五穀豊穣などを願う神事が行われていて、明治43年以降は住民が地域のお年寄りの長寿を祝う敬老祭も開かれるようになりました。

ことしの敬老祭は新型コロナによる中止を経て5年ぶりの開催となり、公民館には地域に住む70歳以上のお年寄りのうち最高齢101歳までのおよそ50人が集まりました。

ビールなどで乾杯したあとさっそく住民たちのおもてなしが始まり、園児たちによる和太鼓の演奏や市内出身の演歌歌手が「東京ブギウギ」などの昭和のヒット曲を歌って会場を盛り上げました。

また、お年寄りたちも歌に踊り、さらには津軽三味線と、それぞれに時間を満喫し、5年ぶりの交流を楽しんでいました。

参加した75歳の女性は「敬老祭に参加して感動しました。以前のように敬老祭でみんなと触れ合うことができてとても楽しく、心がうきうきしています」と話していました。